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【注目トピックス 日本株】Veritas In Silico—1QはmRNA標的低分子創薬事業において研究支援金収入等を計上

*14:29JST Veritas In Silico---1QはmRNA標的低分子創薬事業において研究支援金収入等を計上
Veritas In Silico<130A>は7日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)決算を発表した。事業収益が0.32億円、営業損失が0.65億円、経常損失が0.87億円、四半期純損失が0.87億円となった。2023年12月期第1四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、2024年12月期第1四半期の対前年同四半期増減率は記載していない。当第1四半期の事業収益は、mRNA標的低分子創薬事業からの研究支援金収入等を計上した。

mRNA標的低分子創薬事業について、東レ<3402>、塩野義製薬<4507>、ラクオリア創薬<4579>、および武田薬品工業<4502>(以下これら製薬会社をパートナーという)との共同創薬研究が継続している。当第1四半期において、パートナー4社との共同創薬研究は進捗した。次段階の研究マイルストーンの達成に向けて、パートナー各社との共同創薬研究の着実な実施に努めるとしている。また、新規提携先の獲得のため、秘密保持契約下の製薬会社との交渉に加え、同社のmRNA標的低分子創薬に関心を持つ国内外の製薬会社に対して同社のプラットフォーム技術を精力的に紹介し、秘密保持契約下で交渉できる会社数の増加に努めた。当年度および翌年度の新規提携先の獲得に向けて、事業開発活動に注力していくとしている。

その他のmRNA関連創薬事業について、核酸医薬品をはじめとしたmRNA関連創薬は、今なお技術開発が必要な分野であり、現時点において幅広い治療ニーズに十分応えられているとはいえない。核酸医薬品については、同社は既にp53遺伝子のmRNAの量を低下させ,タンパク質の発現を抑制する核酸医薬品の一種であるアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を同定しており、日本で特許を取得している(特許6934695)。同社は三菱ガス化学<4182>と、2023年12月、ASOの研究・開発・製造を目指した共同研究契約の締結に向けた検討を開始した。当第1四半期において、ASOで対象とする遺伝子候補等、共同研究の詳細について協議を重ねている。また、同社は三菱ガス化学との共同研究に先立ち、これまでのASOに関する知見を活かし、さらに効率よく活性の高いASOを取得するための自社研究を開始した。

2024年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比87.6%増の6.76億円、営業利益が同284.4%増の1.44億円、経常利益が同257.6%増の1.28億円、当期純利益が同229.0%増の1.08億円とする期初計画を据え置いている。

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