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「胸筋触らせて」K-POP男性アイドルのコンサートで物議を醸す“セクハラボード”  ファンサを求めて暴走する女性ファンのマナー問題

問題になる女性ファンの応援も(イメージ)

問題になる女性ファンの応援も(イメージ)

 推し活ブームで、アイドルのライブなどに足を運ぶ人も多いだろうが、SNSでは日夜ファンの応援マナーの問題が話題に上る。なかでも、肉体美を披露する衣装やダンスが多いK-POP男性アイドルに対して、女性ファンからセクハラ的な応援行為が見られることがあり、たびたび物議を醸している。具体的にはどのような行為なのか。K-POPアイドルファンの女性たちの声から探った。

メッセージボードに「胸襟さわらせて」「腹筋を舐めたい」

 K-POPアイドルのファン歴10年以上という女性Aさん(30代/会社員)は、コンサートで女性ファンが持参する応援メッセージに、セクハラ的な内容のものがあると語る。

「K-POPアイドルのライブでは、メンバーの衣装チェンジの時間に映像コンテンツを流して時間を繋ぐことが多いのですが、その合間にカメラが客席のファンを抜く、いわゆる『ボードタイム』が定番になっています。そのカメラに写りたいがために、自分の好きなメンバーへのメッセージを書いたうちわやスケッチブックを持参するファンは多い。

 たとえば、メンバーの名前を書いたうちわや、休養中のメンバーに向けて『早く元気になってね!待ってるよ』などと書いたメッセージボード、グループ全体に『また日本に来てね!』とか、そういうメッセージならいいと思うんです。でも、物議を醸しているのが、明らかにセクハラなメッセージ。これが、いわゆる『セクハラボード』や『セクハラカンペ』などと呼ばれているものです」(Aさん)

 Aさんは、実際に次のようなセクハラボードやうちわなどを確認したことがあると続ける。

「実際にあった例だと、『胸筋さわらせて』『腹筋を舐めたい』『腹筋であみだくじさせて(ハート)』『筋肉に埋もれたい』『もっと脱いで!』とか……。もしも男性ファンが女性アイドルに向けて『胸を触らせて』なんて書いたら、確実に問題になるはずですよね。女性だからといって、性的な嫌がらせにならないわけではない。会場で不快に思っているファンも少なくないです」(同前)

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