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「地上→半地下→地下→地底」と続くアイドルの序列と稼ぎ方 “太客”で安定収入を得る地下アイドルも

アイドルの世界も多種多様(写真はイメージ)

アイドルの世界も多種多様(写真はイメージ)

 昨今の「アイドル戦国時代」において、坂道グループやAKB48グループの存在感は圧倒的だ。しかし、アイドルの世界はそれだけではない。地下アイドルと人気アイドルの中間には「半地下アイドル」、さらに地下より深い「地底」と称するカテゴリーも登場している──。あらゆる仕事・業界の“マネー格差”について徹底調査した話題の新刊『マネー格差の天国と地獄』(ニューノーマル研究会・編)から、アイドルたちの日常や稼ぎ方がどうなっているのか、その実態をレポートする。

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 今や、名乗れば誰でも“アイドル”になれる時代だ。地上波のテレビ番組に数多く出演し、ドームやアリーナ規模の会場でライブを行うアイドルもいれば、SNS上で細々と活動しているアイドルまで、その数は数万人の規模と言われる。

 昨今のアイドル業界は、明確なピラミッド構造ができている。頂点に君臨するのが、秋元グループやハロプロなどのメジャーデビューしている「地上」アイドル。その下の「半地下」はメジャーレーベルからデビューを果たしているが知名度はさほどでもない層で、その下が「地下」となる。半地下層はメディアへの露出や1000~2000人規模の会場でのライブも多く、特典会などの形式でファンと触れ合える場も設けられている。

「一番母数が多いのはその下、インディーズの『地下』アイドルでしょう。地下アイドルがライブのチケット代で手にするバックは雀の涙ですが、チェキ券や握手券の売り上げが良ければかなり稼げます。私も現役時代は、1回1000円のチェキ券を毎回30枚以上買ってくれる太客(太っ腹の客)がいたので、事務所と折半しても1公演で1万5000円くらい稼いでました」(元地下アイドル)

 チェキ券を購入すると、インスタントカメラで推しメンと2ショットが撮れるのだ。そして、地下よりもさらに下に位置するのが「地底」アイドルである。

「地底アイドルは、オリジナル曲もなければ、衣裳は市販のコスプレグッズ、物販コーナーではファンが売り子をしてくれるようなアイドルを指します」(同前)

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