日本を中心とするアジアの成長を信じた資産配分
現在、自分の資産配分は先進国株式50%、日本株式25%、新興国株式15%、個人向け債券10%にしており、年を重ねてもこのまま堅持していくつもりだ。日本株式と新興国株式の比率が高いのは日本を中心としたアジアの成長を信じているから。
「myINDEX」というネットサービスでは、株式、債券、REIT、金、預金など主な分野の過去のリターンをもとに、自分が好きなように配分した場合のリターン、リスクを無料で算出してくれるので、自分で組み合わせを考えたい人には便利だ。
サイトでの試算によると、ぼくの資産配分では2024年10月から過去20年、平均9%成長していた。過去10年なら平均11%にも上る。株式投資の想定リターンが5~6%とする従来の考えからすると、この20~30年はIT技術の進歩、世界的な低金利などで極めて高いリターンをたたき出している。
今後も高リターンが続くか、それとも平均並みに戻っていくのかは神のみぞ知る。
場合によっては大きく下がって、平均を引き下げようとするかもしれない。
しかし、人生100年時代のゴールはまだまだ先だし、娘へ世代を超えて受け継ぐものだとすれば、さらに時間は長い。
長期間株価が下落したとしても、気にせず投資は続けていく。
※東山一悟・著『投資で2億稼いだ社畜のぼくが15歳の娘に伝えたい29の真実』を元に一部抜粋して再構成。東山氏がいま注目する個別株については、関連インタビュー記事『《投資で2億円稼いだ東山一悟さんが選んだ最新注目銘柄5》危機の時こそ「実力のある企業の株を安く手に入れるチャンス」 要注目はAI関連、不動産開発、コンテンツ産業』で紹介している。
【プロフィール】
東山一悟(とうやま・いちご)/会社員、投資家。1969年、東京都生まれ。1991年、筑波大学卒業。同年、メディア企業に入社。2020年、同社を退職。著書に『投資で2億稼いだ社畜のぼくが15歳の娘に伝えたい29の真実』(JTBパブリッシング)がある。