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土俵に埋まるカネ

《角界のセカンドキャリア問題》なぜ年寄名跡がコロコロ変わる親方がいるのか?北勝富士が引退秒読みで「大山」を空ける名跡変更、いまだに「借株」が存続する理由とは

5月場所は初日から休場の北勝富士

5月場所は初日から休場の北勝富士

 角界のカネやセカンドキャリアをめぐる事情は複雑だ。5月1日、相撲協会が年寄名跡の変更を発表した。「錦島」を襲名していた元前頭・翔天狼が「出来山」を襲名することになり、空いた「錦島」を襲名したのが「大山」親方だった元小結・千代鳳だ。大相撲ではこうして親方の襲名する年寄名跡が玉突きでコロコロ変わるケースがあるが、背後には金銭も絡む角界の複雑な既得権の存在がある。

 引退後の力士が親方として日本相撲協会に残るためには、105ある「年寄名跡」のいずれかを取得しなければならない。取得できなければ現役時代にどれだけ実績を残していても、協会を去るしかない。今回の場合、年寄名跡変更の玉突きにより空いた名跡が「大山」だ。相撲担当記者が言う。

「この『大山』は八角部屋の北勝富士(32)が所有する年寄名跡です。3月場所で東十両8枚目だった北勝富士は3勝12敗の成績に終わり、5月場所では西幕下3枚目に転落。今場所は初日から休場している。その北勝富士の引退への準備とみられます」

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