*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:EU関税延期や中小型株評価で高値更新
5月26日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比15pt高の730pt。なお、高値は730pt、安値は717pt、日中取引高は3776枚。先週末の米国市場のダウ平均は続落。
朝方トランプ大統領がEU(欧州連合)からの輸入品に対しに6月1日から関税50%を課すことを提案すると自身のSNSに投稿し、ダウ、ナスダックともに寄り付き後下落。またトランプ大統領が同日、アップルに対しても高関税を課す姿勢を示したことを受け、アップル株下落が相場の重しとなった。ただ、ホワイトハウスは大統領発言を正式な声明だとは解釈していないと一部メディアが報じたことやベッセント財務長官が数週間以内にいくつかの大規模な貿易合意を発表する予定と発言したことが伝わると下げ渋った。ダウ、ナスダックともに下げて終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比4pt高の719ptからスタートした。トランプ大統領がEU関税を6月1日から7月9日に延期したことで、日本市場もこれを好感。円高時における中小型株の優位性が指摘され、グロース市場に資金が流入した。今晩米国が休場のため、売り手の買い戻しも観測され、年初来高値更新となる730ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、サンバイオ<4592>やタイミー<215A>などが上昇した。
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