*09:11JST 日経平均は108円安、寄り後はもみ合い
日経平均は108円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が取引終了にかけて売りに押され、5日ぶりに反落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=142円70銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、週内に行われると見られる米中首脳による電話協議や、関税を巡る5回目の日米協議を控え、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも東京市場で安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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