*04:00JST 6月5日のNY為替概況
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は142円77銭へ弱含んだのち、143円97銭まで上昇し、引けた。
米先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から増加したため長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、貿易赤字の縮小、米中首脳の電話会談が報じられると、貿易摩擦緩和期待にドル買い、リスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1414ドルへ弱含んだのち、1.1495ドルまで上昇し引けた。
欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で予想通り政策金利を引下げ、本年のインフレ予想を引き下げたためユーロ売り優勢となったが、その後の会見でラガルド総裁がサイクル終了に近づいた可能性を示唆したためユーロの買戻しが優勢となった。
ユーロ・円は163円38銭へ弱含んだのち、164円67銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.3566ドルから1.3616ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8215フランへ上昇後、0.8172フランまで下落。
[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数:24.7万件(予想:23.5万件、前回:23.9万件←24万件)
・米・4月貿易収支:-616億ドル(予想:-660億ドル、3月:-1383億ドル←-1405億ドル)
・米・1-3月期非農業部門労働生産性確報値:前期比年率-1.5%(予想:-0.8%、速報:-0.8%)
・米・1-3月期単位労働コスト確報値:前期比+6.6%(予想:+5.7%、速報:+5.7%)
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