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FiscoNews

【オープニングコメント】半導体株のリバウンドを意識した押し目狙い

*08:34JST 半導体株のリバウンドを意識した押し目狙い
 11日の日本株市場は、買い一巡後は米中通商協議の行方を見守るなかで、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが105ドル高、ナスダックは123ポイント高だった。米中通商協議の進展期待や米長期金利の低下を背景に買い優勢の展開。米商務長官が協議を巡り「順調に進行している」との発言が伝わり、本日中にも終了することを期待していると言及すると、楽観的見方から一段高になった。シカゴ日経225先物は大阪比145円高の38375円。円相場は1ドル=144円90銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38400円まで買われる場面もみられた。引き続き38000円を上回っての推移が続いており、同水準での下値の堅さが意識されるなか、売り方の買い戻しを誘う動きが入りやすいだろう。米国ではTSMCの5月の売上高が大幅に伸びたことが好感され、エヌビディアなど米半導体株に買いが広がった。この流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になりそうだ。

 もっとも、買い一巡後は米中通商協議待ちのなかで、模様眺めムードが強まる可能性がある。11日まで延長の可能性もあると報じられているが、それだけ双方が合意したいとの表れと考えられ、こう着感が強まるなかでも押し目買い意欲の強さが意識されそうである。日経平均株価は3日続伸で5月13日の戻り高値を突破したことで利食いも入りやすいと考えられるが、支持線として意識される200日線に接近する局面では押し目狙いの買いで対応したいところである。

 物色としては半導体株のリバウンドを意識した押し目狙いのスタンス。円相場は1ドル=145円台と円安に振れて推移していることもあり、輸出関連への物色に向かわせそうだ。そのほか、中小型株については、後場に入り利食いの動きが目立っていたこともあり、仕切り直しの動きになりそうだ。

<AK>

fisco

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