*16:35JST 日経VI:小幅に低下、株価底堅く警戒感はやや緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比-0.15(低下率0.65%)の22.80と低下した。なお、高値は23.10、安値は22.58。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、米中貿易協議の行方や、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開かれると見られる日米首脳会談を前に市場心理が一方向に大きく傾きにくい状況が継続し、日経VIは午前の時間帯は昨日の水準近辺での動きとなった。午後は株価の下値が堅いことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや緩和。日経VIは昨日の水準を小幅に下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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