*16:56JST 東証グロ－ス指数は小幅に4日続伸、朝高の後は利益確定売りに押される
東証グロース市場指数 976.46 ＋0.22／出来高 3億3972万株／売買代金 3086億円東証グロース市場250指数 763.72 -0.89／出来高 1億9315万株／売買代金 2632億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数は小幅に4日続伸、東証グロース市場250指数は小幅に4日ぶり反落。値上がり銘柄数は341、値下がり銘柄数は233、変わらずは29。
前日11日の米株式市場でダウ平均は小幅に反落。対中通商協議の合意成立や、消費者物価指数（CPI）の伸びが予想を下回り年内の利下げ期待が高まったことなどが株価の支えとなった。一方、終盤にかけてイランが地域の基地攻撃を警告したことから中東地政学的リスクが警戒され、ダウ平均は下落に転じた。
今日のグロ－ス市場は朝高の後は利益確定売りに押され前日終値近辺での推移となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は0.19％安となった。昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、ダウ平均がわずかな下げにとどまったこともあり、新興市場は昨日までの物色意欲の強さが継続し、買いが先行して始まった。ただ、新興市場は高値警戒感を強めていることから利益確定売りが出やすく、加えて、15日から17日に開催される主要7カ国首脳会議
（G7サミット）や、これに合わせて開かれると見られる日米首脳会談の行方を見極めたいとして、上値追いには慎重。東証グロース市場指数は朝方に高値をつけた後は上げ幅を縮め、午後は概ね前日終値近辺での推移となった。
個別では、引き続きTOB価格880円にサヤ寄せする動きとなったトライト＜9164＞、第1四半期営業利益が0.34億円と前年同期の0.29億円の赤字から黒字に転じたハウテレビジョン＜7064＞、5月の売上高が19.0％増と4月の11.0％増から伸び率が拡大した東京通信G＜7359＞、東証スタンダードへの区分変更に向け準備を開始すると発表し月次売上高も発表したEnjin＜7370＞が上げた。時価総額上位銘柄では、カバー＜5253＞やQPS研究所＜5595＞が上昇。値上がり率上位には、ジェリビンズ＜3070＞、ブルーイノベ
＜5597＞などが顔を出した。
一方、25年7月期業績予想を上方修正したが下期の利益伸び悩みをネガティブ視されたRidge-i＜5572＞、第1四半期営業利益が32.4％減となったGENDA＜9166＞、通販サイト「オンホーム」の「TikTok Shop」出店支援開始で前日大幅高となり利益確定売りがかさんだアジャイル＜6573＞、前日までの連騰・上値追いで利益確定売りがかさんだキッズバイオ＜4584＞が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル＜141A＞やサンバイオ＜4592＞が下落。値下がり率上位には、EduLab＜4427＞、ユカリア＜286A＞などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3070|ジェリービーンズＧ | 210| 47| 28.83|
2| 5597|ブルーイノベ | 2191| 400| 22.33|
3| 153A|カウリス | 2002| 307| 18.11|
4| 6182|メタリアル | 672| 100| 17.48|
5| 9164|トライト | 876| 122| 16.18|
6| 3936|グローバルＷ | 270| 36| 15.38|
7| 6081|アライドアーキ | 255| 32| 14.35|
8| 6232|ＡＣＳＬ | 1469| 172| 13.26|
9| 7359|東京通信Ｇ | 389| 45| 13.08|
10| 5255|モンスターラボ | 122| 12| 10.91|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5572|リッジアイ | 3035| -505| -14.27|
2| 9166|ＧＥＮＤＡ | 817| -81| -9.02|
3| 4427|ＥｄｕＬａｂ | 430| -41| -8.70|
4| 286A|ユカリア | 1045| -96| -8.41|
5| 290A|Ｓｙｎｓ | 1296| -105| -7.49|
6| 4584|キッズバイオ | 310| -25| -7.46|
7| 184A|学びエイド | 706| -44| -5.87|
8| 4378|ＣＩＮＣ | 654| -37| -5.35|
9| 4178|Ｓイノベーション | 840| -43| -4.87|
10| 3624|アクセルＭ | 102| -5| -4.67|
＜SK＞
