*15:41JST 天昇電 Research Memo(11):2026年3月期も5円配当予想。財務余裕あり増配も
■株主還元策
天昇電気工業<6776>は2016年3月期までの9年間は業績が不振であったことから無配を続けていた。しかし2017年3月期には大幅増益を達成し、収益基盤も安定してきたとの判断から、年間3.0円の復配を果たした。その後、2018年3月期から2023年3月期まで年間3.0円配当を継続したが、業績が大きく回復したこともあり2024年3月期、終了した2025年3月期は年間5.0円の配当を行った。進行中の2026年3月期も年間5.0円の配当を発表済みだ。
財務内容も大きく改善しつつあるため、今後の成長が明白となり海外事業がさらに軌道に乗ってくれば、さらなる増配の可能性もあると弊社では予想している。今後の業績動向や設備投資計画、配当水準には注目する必要がありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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