*08:04JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の高止まりを意識してドルは底堅く推移か
11日のドル・円は、東京市場では146円14銭から147円18銭まで反発。欧米市場では146円75銭まで下げた後、147円52銭まで上昇し、147円42銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の高止まりを意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
足元の米インフレ指標は加速が予想され、7月15日発表の6月消費者物指数(CPI)で総合、コア指数が5月実績を上回った場合、早期利下げ観測は一段と後退するとみられる。ただ、物価高によって個人消費は減退し、米国経済の大幅な減速も警戒されているようだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月開催分)によると、7月利下げの主張は2人にとどまったものの、貿易政策の不透明感から年内2回の利下げが引き続き想定されている。今週発表予定の6月小売売上高は前月比マイナスとなる可能性があり、市場予想を下回った場合、米国経済の一段の減速が警戒されそうだ。
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