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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再燃も節目目前で消費動向を見極め

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再燃も節目目前で消費動向を見極め
16日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩の生産者物価指数(PPI)は前回から軟化が予想され、前日からのドル買いは一服。上昇基調継続も明日の米小売売上高を見極めるムードが広がりそうだ。

前日発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想とほぼ一致し、前回を上回る強い内容でインフレ再燃を裏づけた。それを受け米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げ期待は大きく後退し、米金利高・ドル高の展開に。ユーロ・ドルは1.17ドルに接近したものの、1.16ドルを一時割り込んだ。ドル・円は147円半ばから149円付近に浮上。当面の上値メド上抜けたことで本日アジア市場でも底堅く、149円台に再浮上した。

この後の海外市場は引き続き米インフレ動向が注視される。今晩のPPIは前回を下回ると予想され、前日のCPIで強まったインフレ再燃に対する思惑はやや後退する見通し。FRBは当面、政策金利据え置きの観測に変わりはないが、米長期金利の上昇が一服すればドル買いはいったん収束しよう。ただ、ドル・円は5月高値の148円65銭を上抜けたことで上昇基調を維持するものの、心理的節目の150円を目前に明日の小売売上高を見極める展開とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・5月貿易収支(4月:+99億ユーロ)
・21:30 米・6月生産者物価コア指数(予想:前年比+2.7%、5月:+3.0%)
・22:15 米・6月鉱工業生産(予想:前月比+0.1%、5月:-0.2%)
・03:00 米・地区連銀経済報告公表

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fisco

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