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投資

【30歳でFIREして資産1.5億円】失敗も多い“ギャンブル投資”から着実な「配当重視」のスタンスに転換したきっかけを“億り人”夢の配当生活さんが明かす

「連続増配銘柄投資・配当再投資」で資産1.5億円を築いた夢の配当生活さんのX

「連続増配銘柄投資・配当再投資」で資産1.5億円を築いた夢の配当生活さんのX

 投資によって資産1億5000万円を築いた“億り人”である「夢の配当生活」さん(37)。資産6000万円に達した30歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)したが、そこから“投資スタイル”を大きく転換し、さらに資産を2.5倍の額に増やしているという。そんな夢の配当生活さんが、これまでの投資遍歴と、現在の投資スタイルである「連続増配銘柄投資・配当再投資」について明かしてくれた。

「実家が商売をしていたこともあって投資は常に身近にあり、それで投資に対するハードルは低かったのだと思います。初めて投資に足を踏み入れたのは大学生の時で、アルバイトで稼いだお金で豪ドルやポンドといった通貨を買いましたが、本格的に投資を始めたのは社会人になってからです。

 就職した会社に投資好きな社員が多かったこともありますし、入社3年目に会社が上場したことも大きかったですね。社員の持ち株制度があって、目の前に座っている先輩がいきなり億単位の資産を手にしたり、入社したばかりの私でさえキャピタルゲインでまとまったお金が入ってきました。その頃から本格的に投資にのめり込みました」(以下、「」内コメントは夢の配当生活さん)

資産6000万円を目標にした理由

 1000万円に満たない資金で投資を始めた夢の配当生活さんは、当時を「何もわかっていなかったので失敗の連続でした」と振り返る。

「経営危機の最中だったシャープ(東証プライム・6753)を『ここが底だ』と思って買ったら、まだ下があって泣く泣く損切りしたり、日経先物で朝起きたら200万円くらい損失が出て青くなったり(苦笑)。一方で、トランプ氏が最初に大統領に当選した2016年以降に相場が荒い動きをしていた時は、3日で80万円の利益を出したり、2018年頃の仮想通貨(暗号資産)ブームの時には一晩で700万~800万円儲けたりもした。今振り返ればギャンブルのようなことしていました」

 それでも失敗と成功を繰り返しながら資産を増やし、30歳になった2018年、退職金などを合わせて資産が6000万円に手が届こうというタイミングで退社を決意。フリーランスのITコンサルタントとして生きる道を選んだ。

「ずっと6000万円という数字を目標にしてきました。なぜ6000万円かというと、年利4%で運用できれば年間240万円、つまり月20万円のキャッシュが生まれる。当時流行っていたミニマリスト的な考え方で生活すれば、月20万円あれば十分に暮らしていける、完全に経済的自立ができると。目標に到達するまでは、寝ても覚めても『6000万円、6000万円』と考え続けていました。『やっと4800万円だ』『4900万円にいったぞ』という毎日でした(笑)。

 実際に資産6000万円に近づいて退職した時は、『これで上がりだ』とストレスから解放されて、毎朝『日経CNBC』を見て過ごすような生活を始めました。ところが強烈な孤独感に襲われて、結局、自分は仕事が好きで、仕事が面白いと感じる人間なんだということに気づいた。孤独が想像を超えて怖ろしいことであることに初めて気づきました」

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