*08:25JST もみ合い展開か
[本日の想定レンジ]
25日のNYダウは208.01ドル高の44901.92ドル、ナスダック総合指数は50.36pt高の21108.32pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比10円高の41370円だった。本日は高値警戒感からの利食い売りと、前週末の米国株高などを受けた買いが交錯するなか、もみ合い展開が予想される。前週末は370円安と反落したものの、先週後半の上昇分2051円の2割程度の押しにも満たなかったうえ、騰落レシオも124.09%に上昇し、買われ過ぎを示す120%を超えており、短期的な高値警戒感は拭えないだろう。一方、前週末の米国市場は、米国と欧州連合(EU)の通商交渉の進展期待が広がるなかで主要株価指数は上昇した。円相場も1ドル=147円台後半と、円安傾向にあり、輸出関連株にはプラスに働くことが見込まれる。その後、トランプ米大統領は27日、EUに対する関税を15%とすることで合意したと明らかにしたほか、自動車関税も15%とする。EUは米国からエネルギー関連製品を7500億ドル購入するなど大幅に市場を開放し、米国に6000億ドルを投資するという。米欧間の合意は好感されるだろうが、ある程度織り込まれており、相場の短期的な過熱感が意識されるだろう。今週は日米の金融政策決定会合や、7月の米雇用統計、ISM製造業景況指数など注目度の高い経済指標の発表が相次ぐ。トランプ関税による世界景気の後退懸念が和らぐなか、景気動向は注目されやすい。また、日米主要企業の決算発表も本格化してくるだけに、個別物色の色彩が一段と強まることが予想される。上値のめどは心理的な節目の昨年7月11日の安値(42102円)、や心理的な節目の42500円下値のめどは節目の41000円、6月30日の高値(40852円)などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限41800円-下限41300円
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