サーバーエージェントの藤田晋氏ら大物経営者からの出資も
さらに、そうした若手起業家を支えるのが「エンジェル投資家」と呼ばれる存在だ。サイバーエージェントの代表取締役・藤田晋氏(52)もファンドを通じて、BASEやタイミーといったスタートアップに億単位で出資している。大西氏はこうした投資家について次のように語った。
「サイバーエージェントの藤田さんのようなスタートアップに大金を出資する人たちというのは、お金が返ってこないことも覚悟している。もし失敗に終わっても、起業家は出資者にお金を返さなくていいんです。その代わり、その会社が当たった時には、株価がバーンと何百倍にもなって、出資をした人も大儲けできる。ある意味、ギャンブルですよね。ソフトバンクの孫正義さん(67)、楽天の三木谷浩史さん(60)、GMOの熊谷正寿さん(62)、USENの宇野康秀さん(61)といった大物経営者もスタートアップに出資することが多い。若い起業家たちを応援したい気持ちもあるだろうし、出資した会社が化けたときのうまみも知っていますからね」
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