*11:10JST フィード・ワン Research Memo(10):2026年3月期は記念配当を含めて前期比6.5円増の42円配当を予定
■株主還元策
フィード・ワン<2060>は2026年3月期より配当方針を変更し、長期的発展の礎となる財務体質強化のための内部留保の充実と累進配当を基本として、連結株主資本配当率(DOE)3%を目標とする。これまでも実質的な累進配当を行ってきたが、配当方針に明記することで、今後の累進配当の継続を明確化した。また、一時的な業績変動の影響を受けやすい連結配当性向(25%以上を目標)に代えて連結株主資本配当率(DOE)を採用することで、安定的な株主還元を図りつつ、中長期的な充実化に努める。
2025年3月期は1株当たり年間配当35.5円(中間14.5円、期末21.0円、連結配当性向25.2%)を実施した。2026年3月期は前期比6.5円増の1株当たり年間配当42.0円(中間普通16.0円、中間記念:5.0円、期末21.0円、DOE2.9%)を予定している。完全統合10周年を迎えるため、記念配当5.0円を中間期に実施する。今後は安定配当とともに配当水準の向上が期待できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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