*11:06JST ナガイレーベ Research Memo(6):財務状況は堅固、自己資本比率91.7%と高水準。手元の現金及び預金は潤沢
■ナガイレーベン<7447>の業績動向
2. 財務状況
同社の財務状況は、引き続き良好で安定している。2025年8月期第3四半期末の資産合計は前期末比2,268百万円減少の44,459百万円となった。流動資産は35,983百万円となり同2,302百万円減少したが、現金及び預金の減少3,661百万円、電子記録債権を含む受取手形及び売掛金の増加1,417百万円、棚卸資産の増加37百万円などによる。一方で、固定資産は8,475百万円となり同33百万円増加したが、主に減価償却による有形固定資産の減少115百万円、投資その他の資産の増加99百万円による。
負債合計は3,709百万円となり前期末比320百万円減少した。支払手形及び買掛金の減少176百万円、未払法人税等の減少223百万円などによる。純資産合計は40,749百万円となり同1,947百万円減少したが、四半期利益の計上等による利益剰余金の増加177百万円、自己株式の取得による減少2,154百万円などによる。この結果、2025年8月期第3四半期末の自己資本比率は91.7%(前期末は91.4%)となった。
自己資本比率及び手元の現金及び預金は高水準であり、財務状況は堅固と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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