*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、関税や対米投資に関する認識のズレなど警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は6日、前日比+2.75(上昇率11.62%)の26.41と大幅に上昇した。なお、高値は27.58、安値は25.85。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では、日米関税交渉で合意した関税や対米投資に関し日本とトランプ米大統領との認識のズレが浮上し、警戒視する向きがあった。こうした中、今日は取引開始後に日経225先物が底堅い動きとなったが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を大幅に上回った。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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