*13:59JST タクマ---1Q減収なるも、受注高は過去最高を更新
タクマ<6013>は6日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。受注高は前年同期比31.4%増の1,406.18億円、売上高は同5.8%減の304.44億円、営業利益は同45.8%減の10.13億円、経常利益は同39.9%減の13.42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同49.0%減の10.69億円となった。受注高は第1四半期として過去最高を更新した。
環境・エネルギー(国内)事業について、ごみ処理プラントのDBO事業(建設・運営事業)2件、バイオマス発電プラントの新設2件などを受注し、受注高は前年同期比295.20億円増の1,269.27億円となった。一方、売上高は主にEPC事業における案件構成の変化により、同22.20億円減の232.61億円、営業利益は売上高の減少に加え人件費等の固定費の増加により、同5.17億円減の18.32億円となった。
環境・エネルギー(海外)事業について、受注高は同4.31億円減の1.97億円となったが、受注済みプラントの進捗等により、売上高は同4.52億円増の9.36億円、営業損失は0.29億円(前年同期は0.39億円の損失)となった。
民生熱エネルギー事業について、IHI汎用ボイラの連結子会社化に伴い、受注高は同59.38億円増の119.21億円、売上高は同10.28億円増の48.11億円となった。一方、営業損益は人件費等の固定費の増加により、1.06億円の営業損失(同0.84億円の利益)となった。
設備・システム事業について、建築設備、半導体産業用設備のいずれも低調に推移し、受注高は同13.50億円減の17.09億円、売上高は同11.42億円減の15.30億円となった。また、売上高の減少に伴い営業利益は同1.33億円減の0.00億円となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、受注高が前期比1.5%増の2500.00億円、売上高は同9.2%増の1,650.00億円、営業利益が同7.1%増の145.00億円、経常利益が同6.4%増の150.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%増の117.00億円とする期初計画を据え置いている。
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