*15:02JST 川辺 Research Memo(2):ハンカチーフ、スカーフ・マフラーなど服飾雑貨の老舗専門商社
■会社概要
川辺<8123>はハンカチーフ、スカーフ・マフラー、フレグランスなど身の回り品・服飾雑貨の製造卸売・小売を展開する老舗専門商社である。海外有名ブランドの百貨店向け卸売を主力として、バッグのハウスブランドを中心とする直営小売なども展開し、「インターモード川辺」の名称で多様な消費者ニーズに対応している。
1923年2月にハンカチーフ製造卸売業の川辺富造商店(東京日本橋橘町)として創業し、1964年9月に現在の川辺に商号変更した。1979年7月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。2023年2月には創業100周年を迎えた。
グループは同社、連結子会社のレインボーワールド(株)(秋田県能代市)、(株)ソルティー(東京都新宿区)、持分法適用会社の川辺(上海)商貿有限公司(中国・上海)の4社で構成されている。レインボーワールドはハンカチーフ等の製造・販売及び繊維製品全般のプリント加工、ソルティーは服飾雑貨の企画・製造卸売、川辺(上海)商貿は中国において繊維製品・雑貨の卸売を展開している。なお、親会社の一広(株)の議決権所有割合は55.6%(直接所有55.3%、間接所有0.3%)である。一広はタオル製造販売の大手で、タオル美術館グループの中核会社である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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