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投資

ファンダメンタルズ分析の株価指標の読み方に潜む落とし穴 「PERは絶対評価でとらえてはならない」「見かけ上の高ROE銘柄に騙されてはいけない」

PERは必ずしも低ければ低いほどいいわけではない(写真:イメージマート)

PERは必ずしも低ければ低いほどいいわけではない(写真:イメージマート)

 勝てる投資家になる第一歩が、企業の実力を読み解く「ファンダメンタルズ分析」だろう。それは売上高や各種利益といった「業績」だけを見ればよい、というものではない。「PER(株価収益率)」や「PBR(株価純資産倍率)」などの株価指標を読み解くことも重要だ。

「安く買って高く売るのが株式投資成功の基本である以上、企業の株価を比較、評価する際に用いられる尺度である株価指標を分析することは欠かせません」というのは、個人投資家向けレポートを提供するカブ知恵代表・藤井英敏氏だ。

 2008~2009年にかけて雑誌『マネーポスト』誌上で連載された情報量満載の株コミック『俺がカブ番長!RETURNS』の監修を担当した藤井氏は、株の“買い時”について次のように語る。

「投資するのであれば少しでも株価が安いところで買いたいと思うでしょうが、たとえばその株がいま上昇局面にあるとしたらどうでしょうか。『株価が下がってから買いたい』と思うかもしれませんが、ファンダメンタルズ分析によって“将来的な株価上昇”が期待できると判断されれば、そこは“買い時”となり得るでしょう」(藤井氏、以下同)

 では、その判断材料となる株価指標の読み方と、その落とし穴を見ていこう。

次のページ:PERは絶対評価でなく相対評価でとらえる

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