*07:51JST 今日の為替市場ポイント:日本の財政悪化を警戒して目先的には円売りが優勢となる可能性
5日のドル・円は、東京市場では148円54銭から148円08銭まで下落。欧米市場では148円25銭から146円82銭まで下落し、147円45銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に148円台で推移か。石破首相の辞任表明で日本の政治不安や財政悪化の懸念が生じており、目先的には米ドル買い・円売りが優勢となる可能性がある。
石破首相(自民党総裁)は9月7日夕方に緊急の記者会見を開き、辞任する意向を正式に表明した。今後行われる総裁選挙には立候補しない。市場参加者の間では複数の有力候補者が挙げられているが、財政拡張に前向きな総裁が誕生する可能性が意識されているようだ。このため、次期首相(自民党総裁)が正式に決定するまでは、日本の財政悪化を警戒して円安債券安の状態が続く可能性がある。株式市場参加者は長期金利の上昇に対する警戒感を高めることになりそうだ。
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