*05:42JST NY株式:NYダウは273ドル安、成長減速懸念が重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は273.78ドル安の45834.22ドル、ナスダックは98.03ポイント高の22141.10で取引を終了した。
来週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げがほぼ織り込まれ、寄り付き後、まちまち。その後、ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に悪化したため成長減速懸念にダウは下げ幅を拡大した。ナスダックは金利先安観を受けた買いが支え続伸し、連日で過去最高値を更新し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、不動産管理・開発が上昇した一方、医薬品・バイオが小幅下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はネバダ州で自動運転車試乗が承認され、上昇。ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は「ChatGPT」を展開する人工知能(AI)研究・開発企業、オープンAIと提携構造を巡り暫定合意したとの報道で買われた。メディア・エンターテインメントのワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は同業パラマウント・スカイダンス(PSKY)が同社買収を準備していることを明らかにし、続伸。パラマウント・スカイダンス(PSKY)も続伸した。
高級家具販売のRH(RH)は第2四半期決算で1株当たり利益が予想を下回ったほか、関税を巡る不透明感を警告し通期見通しを下方修正し、売られた。バイオのモデルナ(MRNA)や製薬会社のファイザー(PFE)はトランプ政権がコロナワクチンと児童の死亡ケースを関連づける計画との報道で需要鈍化懸念に下落。
暗号資産取引プラットフォームを提供するジェミニ・スペース・ステーション(GEMI)は12日ナスダックに上場。新規株式公開(IPO)価格の28ドルを上回る水準で終了した。
(Horiko Capital Management LLC)
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