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「新幹線の売上を上げるには?」…コンサル転職の「ケース面接」で問われる“論理的な問題解決力” 応募者がハマりがちな“落とし穴”とは

コンサル転職「ケース面接」の落とし穴とは(写真:イメージマート)

コンサル転職「ケース面接」の落とし穴とは(写真:イメージマート)

 コンサル転職の採用面接で実施される「ケース面接」。出されたお題についてディスカッションし、解決策を導くものだが、そこで問われるのは「正解を出せるか」ではないという。フリーライターの清水典之氏が、コンサル転職エージェント歴18年の識者に最新事情を取材。コンサル企業の採用現場で実施される「ケース面接」の実態と応募者がハマりがちな落とし穴までを解説していく。

 * * *
 コンサルティング市場が年々拡大するなか、高収入に惹かれてコンサル転職を志す人が増えている。未経験であっても転職可能であることが、ブームに拍車をかけている。では、コンサルファームが行なう採用選考とは、どのようなものなのか。

 書類選考を通過した応募者に対して、3回程度の面接を実施されることが多いが、この面接がコンサル業界独特のものとされている。『「コンサルティングファームに入社したい」と思ったら読む本』(ダイヤモンド社)の著者で、コンサルティング業界への人材紹介を手掛けるムービン・ストラテジック・キャリアのシニア・パートナー、久留須親氏が解説する。

「面接では、他の業界と同じように職務経歴や志望動機などを聞く一般質問の面接がありますが、多くのファームではそれに加えて“ケース面接”という独特の面接があります。これは面接官が出したお題(ケース)について、ディスカッションして解決策を導くというものです。

 たとえば、『新幹線の売上を上げるには?』『日本国内のシャンプーの年間市場規模は?』といったお題で、採用側は応募者の情報分析力や論理的思考力、思考スピードなどを見ます。

 コンサルタントは、自ら得た情報や洞察力で気づいたことから、独自の意見や改善点などを論理的に導き出し、その結論にクライアントが“なるほど!”と膝を打つようなアウトプットや気づきを与えるのが仕事です。面接では、実際のコンサルタントと同等のレベルまでは求められませんが、その片鱗を感じさせる必要があります」

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