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《17年連続黒字で資産2億円超・なのなのさんが解説》日経平均が最高値更新でもさらなる大きなリターンを目指すには「TOBも狙える株」がカギ

割安な高配当株に“宝くじ”的な特典をプラス

 ただ、これだけの高値圏にあると、「高値掴みは避けたい」のが正直なところ。そこで、なのなのさんが注目するのが、「TOB(株式公開買付)も狙える割安高配当株」への投資だ。

 今年に入ってからNTTがNTTデータグループ、三菱商事が三菱食品をTOBで完全子会社化を発表するなど、親会社が子会社の株を買い取って親子上場を解消する動きが高まっている。その際、子会社株を市場価格より高値で買い取るケースが多いため、TOBを受けそうな銘柄を先回りして買っておけば、その差額で大きな利益を得られる。それが「TOB狙いの投資法」である。

「私が得意とする『割安な高配当株に+αでTOBも狙える』という銘柄選びは、そもそも割安な高配当株を狙うので“高値掴み”を避けやすく、TOBによる株価上昇という“宝くじ”的な特典も加わります。TOBは狙ってもなかなかとれるものではありませんが、たとえTOBにならなくても割安で高配当株を仕込めますし、TOBになればさらに大きな株価上昇が期待できる。どちらに転んでも損をしない投資法と言えるでしょう」

 なのなのさんは、これまで「PER18倍以下」と割安で、「予想配当利回り3%以上」を目安とする割安高配当株を中心に投資してきた。そこに「TOBも狙える」という条件を加味した「TOBも狙える割安高配当株」をメインに据え、これまでに30件近い成功例があると言う。

「最近の例でいうと、ホンダの子会社の自動車部品メーカーであるユタカ技研(7229)が、8月29日にTOBの受け入れを発表。もともと割安高配当株で親子上場解消が噂されていたこともあって、私は株価1800円で仕込んでいたのですが、TOBの買い付け価格である3024円以上で利益を確定できました」

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