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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(12)

*12:32JST 株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(12)
地域新聞社<2164>

そして、この取り組みを強力に推し進めていくために、当社内に専用の部署を新設し、その執行役員には地場博文さんに就任していただきました。今後はこの体制のもとで、さらに力強く推進していきたいと考えております。
ここからご覧いただく後ろ2枚のスライドは、これまで触れてこなかった内容になります。

「そうは言っても」という観点でお話ししますと、例えばA社のオーナー社長のように、まだまだ意欲的で、20年30年と経営を続け、自らの会社をさらに大きくしていきたいと考える元気な社長にとっては、株式交換に踏み切ることに不安を感じる場合もあると思います。今は良い形であっても、将来もし地域新聞社が方針を変えてしまったらどうなるのか。こうした懸念は必ずあると思います。実際、最近も複数の会社の方々とお話をしておりますが、その懸念を口にされる方もいらっしゃいますし、言葉に出さなくても表情からご心配されていることが伝わってくる場合もございます。これは当然のご心配だと思います。例えば「最終的には取締役会の役員をすべて入れ替えられてしまうのではないか」「事業が切り売りされてしまうのではないか」といった懸念です。通常、株式を51%や100%保有されれば、会社の意思決定がすべて可能になるわけですから、こうした不安が生じるのも当然だと思います。

このご心配に対する一つの解決策として、簡単に申し上げますと「黄金株」という特別な株式を1株だけ発行し、それを経営者に持っていただくというオプションをご用意することができます。
この「黄金株」は、他の株主や地域事業者が経営方針に口を出してきた場合に、経営者が「それは受け入れられない」と拒否できるように設計されたものです。1株を保有することで、社長自身の経営理念や方針を貫くことができ、重要な経営判断に対して拒否権を行使できる仕組みとなっております。「そんな株があるのですか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にその仕組みについての参考リンクをこちらに貼っております。
こういった実例がありまして、実は私どもは黄金株に関して、本当に古く、初期の段階から研究をしてまいりました。このお話はずっと構想として持っていたのですが、タイムリーなことに、先日日本製鉄がUSスチールを買収した際にアメリカ政府が黄金株を持つというニュースが報じられ、大きく話題となりました。ちょうどそのタイミングでこのお話をできたのは良かったと感じております。

個人的には、この地域共創プラットフォームに関して、さまざまな方面から注目をいただいていることをありがたく思っております。先日も、文化放送主催の「中小企業ビジネス&イノベーションアワード」において「ネクストヒーロー賞」を受賞いたしました。

また、12月には広島で「CFO Summit」というイベントが開催される予定ですが、そこでは基調講演(Keynote)として、この地域共創プラットフォームをテーマにCFOの方々にお話しさせていただくことが決まっております。こうしたご連絡をいただけるのも、大変ありがたいことだと感じております。

株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(13)に続く

<KM>

fisco

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