*12:34JST 株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(14)
地域新聞社<2164>
数字面については、当事業年度の実績として、売上から段階利益、さらに当期純利益が大きく伸長しました。また、純資産が倍増している点も特筆すべき成果です。加えて、1株当たりの純資産額、1株当たりの純利益額も大幅に伸びており、当期間に実施した大規模投資や新株発行による希薄化の影響を考慮しても、利益ベースで十分な成果を上げられていることを示しています。これは極めて良好な指標であると考えております。
もう一点、前年比の伸びについて申し上げます。売上高が5%の増加にとどまる一方で、段階利益に進むほど伸び率が高まっているのは、オペレーティング・レバレッジが強く働いている証左であり、当社収益構造の特徴を示すものです。言い換えれば、生産性が着実に向上していることを数字が裏付けていると考えております。
また、クォータリーベースで前期の実績を見ますと、経常利益にフォーカスした月次推移では、第2四半期に一部赤字月があったものの、下期にかけては黒字基調へと転じております。
これは当社のトレンドとして恒常的に見られる傾向で、後半に向け業績が好調に推移するカレンダー構造となっております。
さらに、新しい進行期の計画につきましては、売上高35億円を目標として公表させていただいております。緩やかな推移をたどっていた部分から、一気に伸長している様子がご覧いただけるかと思います。
利益に関しては不安定な面もありますが、先ほど触れた行政案件については大きな期待を寄せています。収益性が低く赤字となるケースがあっても、あえて取りに行くことが、2〜3年先の当社における安定的なストック型フィービジネスや、企業以外の案件に照らし合わせた実績につながると考えております。そのため、まずは売上を確実に積み上げていくことを最重要のKPIに据えています。
また、株主の皆さま、特に地元企業と地域の株主に支えられる上場企業の姿を目指す中で、千葉県における株主比率が足元でも増加していることが確認されています。
株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(15)に続く
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