*13:44JST 米国株見通し:伸び悩みか、金融政策方針を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,906.50(-1.75)
ナスダック100先物 25,970.50(+6.75)
米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は4ドル安。米金利は低迷し、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
27日のNY市場で主要3指数は続伸。ダウは前週末比337ドル高の47544ドルで取引を終え3営業日続伸となるなど、終値でそろって連日過去最高を更新した。財務長官が対中関税の回避を示唆し、米中貿易摩擦の懸念が後退したことが買い安心感につながった。連邦準備制度理事会(FRB)の0.25%利下げ観測も追い風に。ハイテク株ではAI関連銘柄への需要観測を背景に買いが広がり、ナスダックとS&Pを押し上げる要因となった。
本日は伸び悩みか。本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を前に、追加利下げがほぼ織り込まれた。ただ、利下げ後の景気支援効果やFRB議長の発言内容が焦点になり、今後の方針を見極めようとする姿勢が強まりそうだ。加えて、週内にはマイクロソフトやアルファベット、アップルなど主要ハイテク大手の決算発表を控え、個別物色が活発になりやすい。一方、米中首脳会談への期待感は相場を下支えしそうだが、好材料出尽くしへの警戒も残る。
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