*08:25JST 米AI関連株安を映して売り継続へ
[本日の想定レンジ]
4日のNYダウは251.44ドル安の47085.24ドル、ナスダック総合指数は486.08pt安の23348.64pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比310円安の51200円だった。本日は前日の米国市場で人工知能(AI)関連株が下落した流れを受けて売りが先行して始まることが想定される。前日は連騰による高値警戒感からの利食い売りが優勢となり、日経平均は5日移動平均線(51352円)近辺まで下落する安値引けとなった。ローソク足は陰線を形成し、短期的な売り圧力の強さが意識されそうだ。また、米金融大手ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者(CEO)が4日の会合で、「テック株のバリュエーションが高すぎる。今後12-24カ月の間に株式市場は10-20%下落する可能性が高い」と警鐘を鳴らしたことなどが響き、前日の米国市場でAI関連株が売られた流れも波及しそうだ。さらに、米国市場の取引終了後に決算を発表した半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズが時間外取引で下落していることも投資家心理を圧迫する可能性がある。一方、国内では、主要企業の2025年9月中間決算の発表がピークを迎えている。おおむね市場予想を上回る良好な結果がとの受け止めが多く、決算を手掛かりにした選別物色が広がれば、相場を支えることになりそうだ。上値メドは、心理的な節目の52000円、52500円、53000円、下値メドは、心理的な節目の51000円、50500円、50000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限51500円-下限51000円
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