*18:32JST AZ-COM丸和ホールディングス---2Qも2ケタ増収増益、物流事業が引き続き好調を維持
AZ-COM丸和ホールディングス<9090>は5日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.4%増の1,130.54億円、営業利益が同40.2%増の60.68億円、経常利益が同36.0%増の62.69億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同40.2%増の39.91億円となった。
物流事業の売上高は前年同期比11.5%増の1,115.14億円、セグメント利益(営業利益)は同24.1%増の59.14億円となった。ラストワンマイル事業においては、ネットスーパー事業における一部取引先の業務縮小や既存取引先の稼働台数減少が影響した結果、売上高は同4.6%減の190.36億円となった。EC常温輸配送事業においては、新たな取引先の輸配送案件に加えて、センター間を繋ぐ幹線輸送数が堅調に拡大している。また、既存取引先との新たな輸配送サービスの稼働開始が寄与した結果、売上高は同10.8%増の295.57億円となった。EC常温3PL事業においては、前期に開設した大手ネット通販会社向け物流センターの通期稼働および取扱物量の増加に加え、新たな物流センターの開設が寄与した結果、売上高は同22.5%増の367.29億円となった。低温食品3PL事業においては、前期開設したスーパーマーケット向け物流センターの通期稼働に加え、商品単価の上昇や取扱物量の増加が寄与した結果、売上高は同9.6%増の129.64億円となった。医薬・医療3PL事業においては、主要取引先であるドラッグストアの業容拡大に対応する新たな物流センターの全面稼働に加え、季節商品をはじめとする好調な取扱物量が寄与した結果、売上高は同14.1%増の132.26億円となった。利益面では、一部取引先における業務縮小や稼働台数減、新規物流センターの開設や業務安定化、稼働率向上を目的とした統廃合に伴う一時費用等の影響があった。一方で、物流センターにおける取扱物量や稼働車輌台数の増加に加え、全社的に推進する料金改定および生産性向上等の取り組み成果が上回った結果、セグメント利益(営業利益)は増益となった。
その他の売上高は同10.5%増の15.40億円、セグメント利益(営業利益)は同10.6%増の2.13億円となった。ファイズホールディングスにおける情報システム事業およびアズコムデータセキュリティのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)に係る新規案件の受注が順調に推移した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.6%増の2,200.00億円、営業利益が同8.6%増の119.00億円、経常利益が同3.2%増の120.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の73.00億円とする期初計画を据え置いている。
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