*13:30JST 米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、雇用情勢を注視
(13時30分現在)
S&P500先物 6,738.75(-8.75)
ナスダック100先物 25,188.75(-55.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は14ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ。
6日のNY市場は反落。ダウは398ドル安の46912ドルで取引を終えた。雇用関連指標が軟化し、景気減速懸念が広がった。10月の人員削減数は前月から急増し、非農業部門雇用者は減少。それを手掛かりに、ハイテク企業の調整が意識された。高値警戒が続くなか、アマゾンやエヌビディア、セールスフォースなどが下落し、ナスダックも安い。好業績の銘柄が上昇するなど個別物色も見られたが、全体は売り優勢で、下押しされる展開だった。
本日は戻りが鈍い展開か。前日の急落を受けて主力ハイテク株に買い戻しが入りやすいものの、労働関連指標の弱さが投資家心理の重荷となる。米雇用統計の発表が2カ月連続で見送られるなか、景気の実勢把握が難しく、積極的な買いは手控えられやすい。年内利下げ観測が相場下支えとなる一方、景気後退への不安が強く、売り圧力は続く。好業績銘柄や割安感のあるセクターには選別買いに向かう可能性はあるが、週末を前に上値追いは限定的だろう。
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