*19:03JST 11日の中国本土市場概況:上海総合は小反落、慎重ムードが強まる
11日の中国本土市場は小反落。上海総合指数の終値は前日比15.84ポイント(0.39%)安の4002.76ポイントで引けた。
取引材料に乏しいなか、心理的節目の4000ポイントが意識され、投資家の慎重姿勢が強まった。14日の経済指標発表を前に様子見ムードが広がり、指数は小高く始まった後に下落に転じた。一方で、一部では押し目買いも入り下値は限定的となったが、全体としては上値の重い展開が続いた。
セクター別では、ハイテク関連が安い。富士康工業互聯網(601138/SH)が4.9%安、方正科技集団(600601/SH)が3.8%安、環旭電子(601231/SH)が3.4%安とそろって軟調な値動きを示した。
また、賽力斯集団(601127/SH)が3.5%安、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が3.2%安、重慶千里科技(601777/SH)が2.9%安など自動車セクターも売られた。
半面、不動産銘柄が逆行高。新城控股集団(601155/SH)が2.1%高、華麗家族(600503/SH)が1.9%高、京能置業(600791/SH)が1.7%高となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.08%(0.21ポイント)安の257.73ポイント、深センB株指数が0.12%(1.62ポイント)安の1319.73ポイントで終了した。
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