「いつ上がるかわからない銘柄を仕込むよりも安全度が高い」の声も(写真:イメージマート)
株を持っているだけでもらえる株主優待や配当を目当てに投資する人は多い。一方で、その裏ワザとして「優待株、配当株を買ったうえで、優待や配当は受け取らない」という投資手法がある。
「権利付最終日」に向けた株価上昇を逆手に取る投資術
優待や配当をもらうためには、権利確定日の2営業日前の「権利付最終日」に株を保有していることが必要となる(例えば11月28日が権利確定日なら26日が権利付最終日)。優待や配当で人気の銘柄は、この日に向けて買う人が増えるため、株価が上昇する傾向が見られる。
それを逆手に取る。株価が上昇する前に先回りして買い、権利を得る前の高値で売って儲けようとするのが「優待&配当先回り投資術」だ。
元手300万円から5年で1億円を達成、いまや資産約3億円の投資家・kenmo(湘南投資勉強会)氏は、「日経平均が5万円を超え、見通しが難しい相場だからこそ有力な手」と言う。
「いつ上がるかわからない銘柄を仕込むよりも、優待や配当目当てで株価上昇が見込める銘柄を安いうちに先回りして投資しておくほうが安全度が高いと考えます」
次のページ:資産20億円超のまつのすけ氏や資産8億円超の配当鳥175R氏も活用
