*21:31JST あかつき本社---2Qは2ケタ増収増益、不動産関連事業が2ケタ増収増益
あかつき本社<8737>は14日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比13.6%増の294.77億円、営業利益が同48.0%増の25.22億円、経常利益が同60.5%増の23.60億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同41.8%増の14.04億円となった。
証券関連事業の営業収益は前年同期比7.5%減の72.48億円、セグメント利益は同5.9%減の9.53億円となった。2025年9月末の契約仲介業者外務員数は1,946名(2025年3月末比52名増)、子会社のJWAの提携金融機関における管理資産残高を含めた預り資産残高は7,480億円(同1,219億円増)、IFA部門の預り資産残高は4,643億円(同758億円増)と拡大した。業績面は、米国の関税政策による不確実性やウクライナ・中東地域の地政学的緊張などの影響により、顧客が取引を手控えた結果、営業収益、セグメント利益ともに微減となった。
不動産関連事業の営業収益は同22.5%増の223.67億円、セグメント利益は同75.4%増の20.30億円となった。中古マンションの買取再販を行うマイプレイスは仕入戸数434戸(前年同期は422戸)、販売戸数379戸(同411戸)の取引実績となった。また、リノベーションの設計・施工を手掛けるバウテックグループは、完工数が523戸(前年同期は540戸)とほぼ安定した水準で推移した。高齢者施設開発を手掛けるEWアセットマネジメントは、4月に福岡県福岡市に「メディケア癒やし五番館長住」がオープンした。また、9月には、熊本県熊本市の「メディケア癒やし花園」が売却された。これにより、9月末現在の稼働中施設は3件である。業績面では、中古マンションの販売単価及び利益率が上昇したことに加え、高齢者施設の売却が寄与し、増収・増益となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比11.5%増の630.00億円、営業利益が同31.5%増の49.00億円、経常利益が同13.1%増の44.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.6%増の27.00億円とする期初計画を据え置いている。
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