*14:38JST Laboro.AI---25年9月期売上高19.00億円、堅調な事業環境を受けて事業は順調に拡大
Laboro.AI<5586>は12日、2025年9月期連結決算を発表した。売上高が19.00億円、営業利益が1.91億円、経常利益が1.66億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.46億円となった。2025年9月期第3四半期より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載していない。
カスタムAIソリューション事業の売上高は18.92億円、セグメント利益は2.50億円となった。当年度は積極的な顧客のDX投資に伴う堅調な事業環境を捉え、新規顧客を含む複数の企業と年間売上高が1億円を超える大型の案件に取り組むと共に、AI/DXを活用した企業再生案件や、自律的に業務を遂行するAIエージェントの開発等、新たな切り口の案件を獲得し、売上高は前年実績を約25%上回った 。 一方で、一部大型の受注済案件において、見積もり時からのプロジェクトの進行計画に変更が発生したことから、収益計上のタイミングが2025年9月期から2026年9月期第1四半期に後ろ倒れることとなり、2025年8月に開示した連結通期予想を下回った 。
システム開発事業の売上高は0.12億円、セグメント損失は0.59億円となった。当年度に検収を迎える案件が少なかったことから、売上高は限定的に着地した。一方で、同社とCAGLAでの共同提案や、同社の受託した開発案件においてCAGLAが顧客向けUI/UXの開発を担当するなど、グループ内での連携が強化され、新たな事業機会を深耕した。売上高が限定的に進捗する一方で、人件費等の事業運営に関わるコストに加え、子会社取得関連費用とのれん償却等を計上し、当年度は赤字で着地した。
2026年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比30.8%増の24.86億円、営業利益が同53.6%増の2.94億円、経常利益が同76.8%増の2.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.9%増の2.01億円を見込んでいる。
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