*06:07JST 12月4日のNY為替・原油概況
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円05銭まで上昇後、154円56銭まで下落したが、155円12銭で引けた。新規失業保険申請件数の減少を受けてドルを買い戻す動きが広がった。ただ、2026年も米国で利下げが行われる可能性は高いため、リスク選好的な米ドル買い・円売りは拡大しなかった。ユーロ・ドルは1.1652ドルまで下落後、1.1677ドルまで反発したが、終盤にかけて1.1641ドルまで反落し、1.1644ドルで引けた。ロシアのプーチン大統領は和平案の一部に受け入れがたい部分があると指摘し、ウクライナ戦争の継続を警戒したユーロ売りが観測されたが、米長期金利の反発を意識したユーロ売りが入ったことでユーロは上げ渋った。ユーロ・円は180円70銭から180円40銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3323ドルまで下落後、一時1.3385ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7996フランから0.8040フランまで反発。ウクライナ戦争の継続が警戒されているものの、米長期金利の反発を受けて安全逃避的なフラン買いは縮小。
4日のNY原油先物1月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.72ドル(+1.22%)の59.67ドルで通常取引を終了した。
<MK>