*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:続伸か
本日の東証グロース市場250指数先物は、続伸の動きとなりそうだ。前日10日のダウ平均は497.46ドル高の48,057.75ドル、ナスダックは77.67pt高の23,654.16ptで取引を終了した。FOMC(連邦公開市場委員会)でFRBが市場予想通り3会合連続で0.25%
の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。上昇した米株市場と同様、本日の東証グロース市場250指数先物は、続伸の動きとなりそうだ。米株との相関性が低いことから、米国のイベント通過で大きく動く可能性は低く、上値は限定的となりそうだ。一方、5日移動平均線でのサポート力が強いうえ、メジャーSQを前に中心限月の移行も進展していると思われることから、下押しリスクは低く、買い優位が見込まれる。5日・25日両移動平均線を意識した値動きとイメージしたい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt高の673ptで終えている。上値のメドは685pt、下値のメドは665ptとする。
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