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快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

「一充電走行距離295km」のカタログ値は本物か?ホンダ「N-ONE e:」東京→伊東のロングドライブで検証 軽BEV特有の「航続距離の短さ」は解消されたのか 補助金利用で価格面でも手軽に

 そして、今回、ホンダから同じ総電力量のバッテリーを搭載して、一充電あたりの「走行可能距離295km」を実現した「N-ONE e:」がリリースされたのです。「N-VAN e:」よりも110kgほどの軽量化、そして各部の効率化などによって走行可能距離を、さらに大きく伸ばしての登場となったのです。このカタログ数値の70%とすると200kmオーバーで走れそうです。途中に1回の急速充電を挟めば往復400kmドライブも十分に可能ということになります。さらに言えば乗用車ですから静粛性はさらに高く、快適性も高いと思います。

 今回、ステアリングを握るのはベースグレードの「G」。すでに充電量100%でスタンバイしています。別件取材で尋ねる伊東市までの時間はナビゲーションによれば2時間半ほど。もちろんスムーズに行けばの話しですが、ルート選択次第で時間は大きく変わります。

 ルートはナビゲーションの推奨に任せ、東京から小田原までは高速で東名→厚木→小田原厚木道と走り、そこからはひたすら国道135号を南下するという片道約140km。途中で立ち寄りしつつ向かえばプラス10kmは確実です。ここで「N-ONE e:」のBEVとしての実力をチェックするため、東京から片道約150kmにある静岡県伊東市に向けてスタートしました。

スタート前、充電率は100%。航続可能距離は228kmとなっている。あくまでもクルマに装備されたドライブコンピュータの数値だが、カタログ値の約77%の距離となっている

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リアガラスとリアハッチは凹凸の少ない曲面仕上げ。デザイン的な個性だけでなく、空気抵抗の低減も実現している

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伊東市の「道の駅 伊東マリンタウン」で150kmほど走行した後に充電

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急速充電の充電ポートは向かって右側、普通充電の充電ポートは左側に設置されている。N-VAN e:と同じ配置になっている

急速充電の充電ポートは向かって右側、普通充電の充電ポートは左側に設置されている。N-VAN e:と同じ配置になっている

次のページ:BEVとしての補助金利用で魅力的な購入対象になる
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