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FiscoNews

【注目トピックス 経済総合】NYの視点:米住宅市場底入れの兆候も今後の労働市場の行方次第

*08:48JST NYの視点:米住宅市場底入れの兆候も今後の労働市場の行方次第
米住宅建築業者協会(NAHB)が発表した12月NAHB住宅市場指数は39と、11月38から予想通り上昇した。4月来の高水準となった。ただ、20カ月連続で建設業者の景況感の良好と低調の境目となる50割れを維持しており、回復は遅い。

連邦準備制度理事会(FRB)の利下げで住宅ローン金利の低下が奏功したほか、販売奨励策で売上増期待が指数を押し上げた。ここ数カ月、固定住宅ローン金利30年物は6.3%‐6.4%のレンジでの推移と、過去1年間で最低水準での推移となった。同時に、消費者は物価高や住宅価格の高止まり、労働市場の鈍化懸念に住宅購買に引き続き消極的で、業者は値引きなどの販売奨励策などを強いられている。

NAHBのチーフエコノミストは規制にかかる費用や木材価格が依然高いと指摘。一方で、在庫も上昇。今後6カ月の売り上げ予想は1ポイント上昇の52と、3カ月連続の上昇で、住宅市場の底入れが期待される。現在の売り上げは1ポイント上昇の42。購入者の客足は横ばい。FRBの利下げ軌道に変わりはないと見られるが、今後の労働市場の行方次第で住宅市場の需要が左右されると見られる。

<CS>

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