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ライフ
パチンコ業界「新規ユーザー開拓」の取り組み最前線

業界待望“生粋のパチンコファン”藤田ニコルのCM起用で高まる期待 パチンコ業界の「新規ユーザー開拓」への取り組みは成功するのか?“アピールの塩梅が難しい”特有の事情

藤田ニコル起用に期待が高まる理由

 そうした取り組みを経て、今回リニューアルした「PACHI-PACHI-7」に起用されたのが藤田ニコルだ。藤田は、プライベートでも頻繁にホールに足を運んでいるパチンコユーザーとして知られている。2022年には、ABEMAのバラエティー番組『チャンスの時間』の人気企画「パチフェッショナル」で、藤田がパチンコを楽しむ様子に密着。その後も同番組では何度かパチンコ企画に登場している。

「藤田さんはかなりのパチンコユーザー。新機種もしっかり楽しんでいる現役です。パチンコ・パチスロ業界内では、世間的な知名度や人気も高く、なおかつ生粋のパチンコファンである藤田さんを何らかのキャンペーンに起用してほしいとの声が以前から多くあがっていました。今回の『PACHI-PACHI-7』では満を持しての藤田さんの起用ということで、業界内での期待は高いです」

 ただ新規ユーザーへのアピールが成功したとしても、懸念材料があるという。

「昨今のパチンコ・パチスロは、比較的射幸性が高い機種が人気で、使用するお金の金額も大きくなる傾向があります。“財布の中に最低でも5万円入っていないと勝負にならない”といったレベルの機種も多く、初心者にとってはハードルが高い。

 もちろん射幸性の低い機種もありますし、通常よりも低いレートでパチンコ玉やパチスロのメダルを借りて遊技できる台もあります。新規ユーザーにアピールするなら、そういった機種を活用し、初心者が入りやすいような配慮のあるアピールが必要だと思います」

 テレビCMやYouTubeなどのメディアを使った『PACHI-PACHI-7』のような施策がある一方で、パチンコホールを舞台とした新規ユーザー開拓の施策もある。後編記事【《パチンコホール“新規ユーザー開拓”の最前線》人気YouTuberヒカルの取材イベントが全国的に展開、本人の来店時は2000人集客 一方で課題として残るホール側の“初心者受け入れ態勢”】では、ホールの現場の動きについて紹介する。

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