プロが選んだ「相続・生前贈与やるべきランキング」(その2)
誰かが突っ走って決めるのではなく、いちばんの対策は家族間での「情報」と「気持ち」の共有だ。家族仲をよくしておくことが最強の相続対策だと、専門家は口を揃える。
「家族仲が悪いと、財産が多くても、少なくても、二次相続対策をしていても、必ずと言っていいほどもめることになる。せめて、日頃のコミュニケーションをいまより少しでも、密にしてほしい」(曽根さん)
田渕さんは「相続は人生の総決算のようなもの」と話す。
「忘れている財産や、家族に伝えそびれていることがないか思い出すところから、相続の準備は始まっているのです」(田渕さん)
まもなく年末年始。離れて暮らす家族が集まる機会が増える時期だからこそ、これまでに築き上げた財産、そして家族と、向き合うチャンスにしてみてほしい。
(了。第1回から読む)
※女性セブン2025年1月8・15日号
