来店YouTuberによる偶発的な違反も
一方で“おすすめ機種”として、特定機種を掲示することは可能だが、そこにも細かいルールがある。
「特定機種を“おすすめ機種”にする場合、7日以上継続しなくてはいけないというルールが定められています。また“おすすめ”とは表現しなくても、SNSで一部の機種について“好評稼働中”と発信したケースについても、“7日未満のおすすめ機種”と同等の表現として是正対象となっています。どういった言葉であればOKなのか、線引きが難しい部分もあるのも事実であり、これらについて今後、より細かく表現が規制されていく可能性もあると思います」
細かいルールを定め、是正勧告が強化されても、広告宣伝のルールを破るホールが後を絶たない現状もあるという。
「単純にルールの内容を完全に把握できていないホールも少なくないという現実もあるでしょうが、意図的にルールを破るホールがあるのも事実です。たとえば、SNSではホールの状況を投稿する“晒し屋”と呼ばれるアカウントがありますが、一部ではホールが晒し屋に依頼して、情報を発信するケースもあるともいわれています。当然、晒し屋を使っての広告宣伝はNGですし、晒し屋の中には反社会的勢力とのつながりを指摘されているケースもあります。
そして、イベントとしてホールに来店したYouTuberなどが、SNSで特定機種に関する投稿をして、それが結果的に広告宣伝のルールに抵触してしまうというケースもあります。そういった偶発的なルール違反を防止するための取り組みも必要かもしれません」
時間をかけて少しずつルールを決めて、広告宣伝の健全化を進めているパチンコホール。こうした努力が、業界の復活につながるはずだ。
前編記事【パチンコホールの広告宣伝ガイドライン「是正勧告の対応強化」の狙い 店舗だけでなく経営代表者にも通告、“店長の暴走”を防ぐとともに業界あげての“健全化”をアピール】では、直近の広告宣伝ガイドラインの是正勧告強化の背景について、詳しく解説している。
(前編記事から読む)