ニューデザインも登場(公式Xより)
ブームから“学び”を得た子供たち
そもそも子供たちは流行り物に弱いもの。“みんな持ってるから私も欲しい”と飛びつくのが常だが、ボンドロのブームは“ホンモノ”だとKさんは感じている。
「ウチの娘はブームには片っ端から乗っかるタイプで、『鬼滅の刃』グッズ、『地球グミ』、ハリボーのチョコマシュマロ、『Switch2』など、私と夫はこれまで様々な争奪戦に参戦させられましたが、ボンドロの手に入らなさは歴代トップクラスです。
フリマサイトやオークションサイトにはボンドロが大量に出品されており、探す手間を考えれば、そこで仕入れるのが手っ取り早いですが、転売ヤーを儲けさせるようなことだけはしたくありません。娘が書いたサンタさんへの手紙には『ボンボンドロップシール(大量)』と書かれていましたが、どれだけ探してもまったく見つからず、ママ友のLINEグループに泣きついて融通してもらった数枚のシールでお茶を濁しました」
そういった事情は子供たちも理解しており、最近ではこんな事態が発生しているという。
「当初はプクプクとしたシールがキレイで、それを眺めて交換するのが楽しみだったのに、最近ではボンドロが手に入らないので、ごく普通の平面状のシールを交換して遊んでいます。また、最近では流行に便乗した類似品や、中国製のニセモノが出回っていて、そちらで妥協するケースも多いようです。ただ、子供たちもそのあたりはしっかり把握しており、類似品やニセモノの“交換レート”は低いのだとか。夫とは、『しっかり経済を学んでいるんだね』と話し合っています。
これまでの経験だと、子どもの流行り物は、たっぷり出回るようになった頃にはブームのピークが過ぎている場合が多いんですよね。今回はそうならないことを祈るばかりです」
人気が過熱して「なかなか手に入らない」という声が相次いでいることは、運営元も承知しているようで、「ボンボンドロップシール【公式】」のXでは〈品薄状態でご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません〉と、全種類の増産体制に入っていることを明かしている。
ボンボン出回る日が待ち遠しい。
