2026年も上昇は続く?
短期的には、調整が起きる可能性はありますが、中長期で見れば貴金属が評価されやすい環境は大きく変わっていません。金利低下局面や、通貨不安が続けば、再び資金が流入する余地は引き続きあります。
個人投資家が貴金属を取り入れる方法としては、現物購入のほか、投資信託やETFでの購入があります。貴金属の値動きはボラテリティ(変動率)が高くなっていますので、一度に買うのではなく分散して購入しましょう。
2025年は、金だけを保有しているより、銀やプラチナを保有していたほうがパフォーマンスはよかったことになります。そういった「漏れ」を防ぐためには、金、銀、プラチナそれぞれに分散すると、収益も安定するでしょう。
かつて金などの貴金属は、ポートフォリオの中では「おまけ」的な位置付けで、トータルの資産の多くても10%程度と言われていました。しかし、これからはスタメンとして位置付けたほうがよさそうです。貨幣の価値が低下していることを考えれば、その代替として、トータル資産の20%くらいまでに引き上げてもよいかもしれません。
今回のまとめ
・2025年は不安定な世界情勢を背景に、金・銀・プラチナがそろって大きく上昇
・金の高騰をきっかけに、割安感のある銀やプラチナも連れ高に
・ポートフォリオのスタメンとして貴金属を組み入れてみよう
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。
個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さん
