今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが1月19日~1月23日のドル円相場の見通しを解説する。
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今週のドル円は伸び悩みか。高い支持率を背景に高市首相は通常国会を召集する1月23日にも衆院を解散する意向を関係者に伝えた。衆院選での勝利は保証されていないが、与党勝利による積極財政への期待は持続しており、ドル買い・円売りは継続する可能性がある。日本の財政悪化を不安視している海外勢の円売りも予想される。日本銀行は1月22-23日開催の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決める可能性が高いことも米ドル買い材料となりそうだ。
ただ、過度な円安に対して日本政府は懸念を一段と強めており、1ドル=160円近辺でドル売り・円買いの為替介入が実施される可能性がある。大規模な介入となる可能性もあるため、1ドル=159円超の水準ではリスク選好的なドル買い・円売りは抑制されるとの見方も出ている。なお、トランプ米大統領はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任人事で、金融緩和に前向きな候補者を選定する見通し。今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では政策維持の見通しだが、3月以降の利下げをにらみ、米国金利の先安観は後退していないため、ドルは積極的に買いづらい。
【日本銀行金融政策決定会合】(1月22-23日開催)
日銀は1月22-23日に金融政策決定会合を開催し、現行の金融政策維持を決定する見通し。次の利上げは6月以降とみられ、早期の追加利上げに消極姿勢なら円売りが強まりそうだ。
【米・1月製造業・サービス業PMI】(23日発表予定)
1月23日発表の1月PMI(製造業とサービス業)で足元の景況感が注目される。前回実績を上回る内容なら、利下げ観測後退でドル買い要因に。
