個人投資家マック・チェリーさんは資産をどう増やしていったのか(写真:イメージマート)
近年の株価上昇を受け、個人投資家の資産も増加傾向にある。野村総合研究所が2025年2月に発表したレポートでは、金融資産1億円以上の富裕層が2年で1割以上も増加。なかには投資で資産1億円超を築いた“億り人”ならぬ、資産10億円超の“10億り人”も誕生している。そんなケタ違いの資産を築いた「10億り人」はどういう人たちなのか。30代で11億円もの資産を築いている個人投資家のマック・チェリーさんに話を聞いた。
「親子上場解消」を先回りしてチャンスGET
マックさんの投資デビューは、驚くほど早かった。
中学1年の時に親が出してくれた100万円を元手に株式投資を始め、高校卒業時には資産5000万円、大学在学中には早くも億り人になった。就職を機に投資は一時中断したが、退職後に再開。
「そこで始めたのが、親子上場解消の際に生じるサヤを取る手法です。親子上場の解消に向けてTOB(株式公開買付)が実施されると、市場価格に上乗せされた公示価格(買い取り価格)が提示されることが多い。そうした動きを先回りして、その差額で利益をあげることで資産を増やしてきました」(マックさん)
保有銘柄数300でも本気で勝負するのは4~5銘柄
保有銘柄数は300近いが、本気で勝負するのは4~5銘柄。それらに1億円超の資金を集中投下することもある。
「狙い通りにTOBが実施されるなど、マーケットが自分の読み通りに動くと何物にも代えがたい喜びを感じます。私にとっては“知的ゲームに勝つこと”が原動力であり、お金は副産物。いくら稼いでも燃え尽きることはありません」(同前)
金額をゴールに定めず、知的ゲームでの“勝利”を追い求める。勝負所では元手の3倍の資金を投資できる信用取引も活用してきた。資産が10億円を超えると、「サヤが小さくても、利益の絶対額が大きくなるため、選択肢が圧倒的に増えた」という。
企業側が株価を意識した経営に取り組み、新NISAで“国民総株主”のような時代となったいま、「この流れに乗れば、資産を20億円に増やすことは十分に可能」と自信を覗かせる。
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※週刊ポスト2026年2月6・13日号
