ストーンを投じる吉村紗也香(写真・時事通信フォト)
2月22日まで全19日間にわたって、4年に一度の冬季スポーツの祭典であるミラノ・コルティナ五輪が開催されており、フィギュアスケート、スノーボード、スキージャンプ、スピードスケート、カーリングなど全16競技116種目でメダルを目指した熱戦が続いている。この五輪の舞台はスポーツ用品メーカーの戦いの場でもある。世界最高峰の舞台で選手が最高のパフォーマンスを競うと同時に、自社ブランドを世界にアピールできる最大の舞台でもあるのだ。
前回の北京五輪では、日本は過去最多となる18個のメダル(金3、銀7、銅8)を獲得し、テレビ中継の画面に映り込む選手の胸や足のスポーツメーカーのロゴで関係者は一喜一憂した。
ウエアに表記されるメーカーのロゴはサイズが決まっており、個数も上下各1か所、全身で2か所といったルールがあることが多い。スポーツメーカー担当者が言う。
「これは夏季五輪も含めた世界大会について同じことですが、ウエアのどこにロゴを入れると機能を妨げず露出が多くなるかを、報道される写真やテレビ中継の映像で研究している。ジャンプ競技では右肩と左太ももに付けることで、助走で右肩、飛行中は太ももがしっかりテレビに映る。スピードスケートはスタンド側となる右肩と右太ももといった具合です」
ノルディック複合などのスキー競技では左肩と右太もも、スノーボードでは左肩と左ひざにロゴがついている。スポーツ紙デスクが言う。
「メダルラッシュのスノーボードの場合、ボードの裏のブランドロゴが特等席です。男子ビッグエアで木村葵来が金メダルを獲得した翌日のスポーツ紙には、ボードの裏にヨネックスのロゴが書かれた写真がコマ送りで14カットも並んでいた」
