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快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた
ダンロップ「シンクロウェザー」通年レポート

【雪国以外のエリアの「クルマの冬対策」】通年使用できる「オールシーズンタイヤ」への関心高まる その実力を検証すべく「シンクロウェザー」を装着して豪雪の新潟へ

大雪警報発令中の新潟へドライブしてわかった「冬タイヤ」としての実力

 実際に昨年の冬、FF車のコンパクトカー(BMWミニ クラブマン R55型)、車両重量1230kgに、タイヤサイズ175/65R15(標準サイズ)のシンクロウェザーを装着。その実力をチェックするために向かったのは、大雪警報が発令されていた新潟県でした。

 都内のドライ路面から「関越自動車道(以下、関越道)」を走り、群馬県に入ると雨模様に変化。雨から雪へと変わる頃になると路面もウェットからシャーベットへ。「月夜野IC」からは一般道の国道17号線に降りて「三国峠越え」というプラン。降雪量は増え、路面は標高が上がるにつれて凍結路、さらに圧雪路へと変化していきます。そして「新三国トンネル」を抜けると、今度は新潟県の本格的な圧雪路と言った具合に路面がどんどん変化していきます。冬用タイヤのレポートにはうってつけと言えるほど多くの路面状況が次々に現れました。

 もちろんトランクには「チェーン規制(とくに大雪時の義務化)」が発令された際に対応するため布製タイヤチェーン「ISSEスノーソックス」を準備。大雪特別警報などが出る異例の降雪時にチェーン規制は発令されますが、すべてに規制は優先し、たとえスタッドレスタイヤでもチェーンは着けなければいけません。当然ですがチェーン規制発令の可能性があるエリアに向かう場合は必携と言えます。

 さて昨年2月、初めて「シンクロウェザー」を装着して向かった新潟方面は、北海道や標高の高い雪国、例えば長野県のように凍結の可能性は高くありません。それでも1~2月と言えば厳冬期であり、路面状況は刻一刻と変化。圧雪路や滑りやすい低μ(ミュー)路面が次々に現れ、タイヤ性能の差が出やすい条件でした。それなりに厳しい条件下ではあったのですが「シンクロウェザー」は満足できるブレーキ性能とトラクション性能を確認できました。

 まだタイヤ自体が下ろし立てということもあったかもしれませんが、圧雪路においては、雪国でも十分に通用するほどの安定感でした。とくに心強く感じたのは新潟県側の圧雪路。スタッドレスタイヤと完全に同等とは言いませんが、冬タイヤとしてほとんど不安のない性能を発揮してくれました。もちろん「突然の降雪」や「路面状況が読めない季節の変わり目」においては、確実に安心材料となるパフォーマンスを備えています。

 一方、これまで弱点とされてきた凍結路においても、満足できる結果が得られました。標高1000メートルほどにある新三国トンネルを抜ける前、群馬県側の路面状況は凍結した路面にうっすらと雪が乗っているような路面状況です。コーナーなどでは少し外側(横方向)に滑る感じはあり、ラフなアクセルワークでも少しですが滑りは感じます。それでも縦方向、つまり加速や減速、ブレーキングでは想像以上に安定して走行できました。全体としては凍結路でも少々の緊張感はありますが、速度を普段の3割減ほどに抑えて走れば姿勢が大きく乱れることはありません。もちろんシンクロウェザーであっても凍結路での過信は禁物ですが、確実に速度を抑制すればコンパクトなFF車であっても破綻するようなことはありませんでした。

 そうしたことを色々と考え合わせても冬タイヤとしての適応力の高さを感じさせてくれたのですが、実はオールシーズンタイヤとしての真価を感じたのは“雪のない3シーズン”だったのです。

(第2回に続く)

ドライ路面でのシンクロウェザーは「よくできたコンフォートタイヤ」という印象。快適な高速走行が続く

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情報どおり路面にうっすらと圧雪状態。降雪による時速50km/hの速度規制に合わせて走行していても不安感なし

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一般道(国道17号線)に降りて新三国トンネル越え。その手前の群馬県側は凍結路と圧雪路が入り交じっていたが、不安感なくクリア

一般道(国道17号線)に降りて新三国トンネル越え。その手前の群馬県側は凍結路と圧雪路が入り交じっていたが、不安感なくクリア

新潟県側に入るとしっかりとした圧雪路になり、凍結路より気分的に安心して走れる。ほとんどスタッドレス並に走行できる

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【写真】しっかりと雪面をグリップ
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